「トキョーNOVA」沈黙の風

シーンNo1:2001/04/02(月) 20:51

GM>それでは、始めましょうか。最初のシーンは、レイ氏から。
GM>今朝の定例会議で、新型車両に搭載するエンジンの開発状況を部下から受けました。
   それによると、「新素材を使用することによって、エンジン重量の大幅軽減。それによる出力効率の上昇は確実に見込めるそうですが、
   「和光技研」での開発目標としているエンジンとは、目的仕様の異なる物に仕上がってしまうと言うことです。金属材料や燃料改善以外の方法で、
   何とかならいでしょうか?」とのことです。
レイ>技術的な事はわかりませんが、どうしたものでしょうねぇ・・・。
   何処かにそういう研究をしているタタラでも居ないですかねぇ。
   それともシノハラとかのデータにでもハッキングしてみますか?(笑)
GM>部下の話では、自社内での開発でも時間さえあれば何とか可能だ言うことですが、新車販売戦略の時間的戦術を考えていると、その案は却下。
   同業種の他企業から、技術情報のハッキングを行うにしても、それが公になれば「和光技研」の信頼低下、利益激減を考慮すると、
   とても実行できるものでは無い。となると、フリーランスでこの系統に強い人物を捜すか、
   同様に企業であっても異業種で、どの同業社ともしがらみの無いところを探すか・・・
   と言うところです。
レイ>フリーランスを探しましょうか。求人広告でも出すか?(笑)←まずいって。
園場>レイさんにアポ取ります、今期GPレースのニューマシンについてインタビューをしたいと。広報の垂れ流しじゃあおもしろくない!
   レイさーん会ってもらえますかー?(だめなら自力でなんとか)
レイ>園場さんから?お会いしますよ。でも、今抱えている問題は口にしませんけど。
GM>では、レイ氏は「インタビュー」にやってきた、フリーランスのレポーター「園場 華霧」と言う女性と会うことになった。
   名詞には「マリオンネット社」所属のレポーターとなっている・・・。
園場>「初めまして。マリオンネットワーク所属報道部の園場華霧と申します。」
レイ>「初めまして。」
園場>「早速ですがインタビューに入りたいと思います。」
   「御社で新発売されました<フッサ>スクーターバイクに、アクセルグリップが加速したまま戻らないという欠陥が出たことですが、
   初期ロットにありがちな設計ミスでしょうか?それとも加速時の安定を得る為に導入されました補助装置が原因でしょうか?」
   「補助装置は今期のGPマシンにも使われてますが安全性は大丈夫ですか?」
レイ>「最初の質問ですが、<フッサ>の欠陥については、すでにリコール申請を出したはずです。」
   「補助装置の安全性は確認済みですが、何が起こるかわからないのがGPですからね。再度機体の確認調整をしているところです。」
GM>園場華霧と言う女性インタビュアーは、結構きわどい質問を繰り出してくる。それでも、大事になりそうな話題にはふれていないが、
   所々に「GP」の話題が出てくるのが気になる・・・。
レイ>適当な所できりあげようとしますが・・・?
GM>・・・15分程で、「次の予定がある」と言われインタビューをうち切られるが・・・、どうします?
園場>もちろん今度は現場の声、実際レースのテスト走行などでライダーやメカニックから苦情が出ていないか調べます。
   そのあとコースの傍のお店でスタッフの出待ちです。
GM>では、場面を変えます。

シーンNo2:2001/04/06(金) 23:01

GM>坂上詩亜さんの番です。
GM>貴女の所属している芸能プロダクションは、弱小事務所の中でも一際小さい事務所で、
   ほとんど貴女の出演料のみで保っていると言ってもいいほどの所です。
   その事務所の社長さんが、貴女のためにがんばって大きな仕事を持ってきました。
   それが、今期のGPグランプリのイメージキャラクターとイメージソング!。
   かねてから、自分で曲を作りたいと言っていた事を社長さんが覚えていて、
   今回かなり無理をして取ってきたのでしょう。
詩亜>「え、本当〜!有難う社長♪」
   受けます。しかしいつも通りイメージソングは表向きマネージャーが作っているという事で。
GM>では、マネージャーと共に、CM撮影の打ち合わせで、マリオンネットへ打ち合わせに行くことになります。
   CMのイメージングや台詞、その他色々決めていくのだそうですが、今回イメージソングの制作もあって、
   直接貴女もその打ち合わせに参加することになりました。
詩亜>「へぇ、打ち合わせに混ぜてもらえるなんて珍し〜な♪」
   なんぞ表向き呑気に。折角の社長さんの頑張りに答えなくてはと気合いをいれつつ指定の時間に向かいます。
GM>確かに珍しいですね。大抵はマネージャーと社長だけで、すんでしまう話ですから・・・。
   で、1週間ほどすると、GP運営委員会の方からCMのイメージ要項が、おおよそ上がってきます。
   そこから、作詞作曲作業に入ります。
   マネージャーは、詩亜ちゃんが、自分で作詞作曲するのは知ってるんだよね。
詩亜>知ってます。あとは事務所の社長さんぐらいかな?(おばかなキャラは事務所の売り方かも)
GM>判りました。で、早速自分で作詞作曲の作業に入ることになります。
GM>風を感じる爽快感。レースの興奮、チェッカーフラッグを受けて走りきった達成感。等を唄にしてください。(実際に詩をBBSに書かなくてもいいよ)
詩亜>いろいろ考えてます、が、やはりイメージが曖昧。オフの時にマネージャーさんと会場に行ってみたいなぁ。
GM>では数日後、オフの日に会わせて、マネージャーがB●S◎(これで良かったっけ?)サーキットの観戦チケットを取ってくれました。
   この日行われていたレースは、通称「GP2」と呼ばれるカテゴリーのレースで、
   貴女がイメージキャラクターとなる「WGP」シリーズの1つ下のクラスのレースです。
   開場を見渡すと、様々色合いに塗られた派手なバイクが、コースの脇に並べられており、ちょうどスタート前の様子です。
詩亜>どきどき。「じゃマネージャーさん、いつものようにテレコ回してね。」
   スロートマイクを使って思い付くまま呟きます。
マネージャー>「初めますねぇ〜」(カチ)・・・・・・・・・・・・・・・・・
GM>で、場面が変わります。

シーンNo3:2001/04/12(木) 23:12

GM>と言うことで、園場華霧さんです。まず、何処へ向かいますか?
園場>喫茶室でお茶を飲みながらコースを眺めていると、
   あややや、いまコース脇のスタッフコーナーに姿を現したのは今をときめく(いつの時代の言葉じゃ)アイドルの坂上詩亜さんじゃあないですか。
   傍らのマネージャーが何かを収録しているぞこれはちょっと見逃せませんねえ・・・
   聞き耳を立ててみましょうか、気づかれない様そっと後ろまで近づきます。
GM>と言うことで、詩亜さん?どんな風に、何してます?ちなみに、貴女は彼女の接近に全く気付きません。
詩亜>見た感じは笑みを浮かべてマネージャーさんと語らっている様子です。内容は全く聞こえません。
   まあ、目の前をバイクが通り過ぎた時は歓声を上げますが。
GM>どうやら、物陰から見ている限りレースの観戦に来ているようです。
園場>後ろから何を語っているのか聞きます、そのままハンディカムに録音録画、ころあいを見計らって彼女がコースを離れるときに突撃レポート!
GM>どちらが有利かと、考えると「園場」さんになるでしょうから、うまく聞き取れたかGMが判定してみます・・・。しばらくお待ちを・・・。
   ストーリーを持っていく方向が決まりました。
GM>園場さん。彼女に気づかれないようにボイスレコーダーで音声を録音していますが、
   ヤヌスを通して聞こえてくる声はほとんどまわりの歓声ばかりです。
   残念ながら、ここで何をやっているかについては、「ただ観戦している」だけで、マネージャーとレースの内容について話していると思われます。
   そして・・・
GM>レースも中盤にさしかかる頃。一台のバイクが、最終コーナーを抜けてメインストレートに入ったあたりで急にバランスを崩すと、
   フロントのブレーキが急に効いたように沈み込み、その反動でなんとバイクが観客席の方へ飛んできました。
   しかも運の悪いことに、ちょうどあなた方2人がいる方向です。
園場>運の悪い?そんなあ〜、カメラをそちらへ向けて撮り始めます。
   「一台のマシンがコントロールを失って観客席に飛びこんできましたあ〜」
   向かってくるマシンがだんだん大きくなる。
   「ゼッケンナンバー2番所属はワークス和光、ライダーは・・・」
   画面が激しく揺れて逆さまに観客席を写す、ファインダーの中で逃げ惑う観客の姿が映し出されるも画面はそれっきり動かない。
   駆け寄ってくる救急隊員の姿を写してブラックアウト。
GM>場面が変わります。

シーンNo4:2001/04/20(金) 23:35

GM>レイ氏です。
GM>新開発エンジンの新型制御ユニットの内部プログログラムについて、とある会社から打診があった。と部下から報告を受けました。
   その会社は、その手の人間には有名なAIのゲシュタルトユニットを作っている会社で、事実上のユニバーサルスタンダードとなっている、
   AIを持つ会社です。社名を「IHALON」と言い、色々な意味でこのトーキョーNOVAで中立を保っている会社だそうです。
レイ>IHALON社ですか?そこのAIを使えば、問題は解決できるんですか?と、部下(技術者の方)に聞いてみますが?
部下>「あー、部長。・・・私も草レースに参戦してるんですけど、私の友人が個人的にトロンのチューニングやってるんですよ。
   よく和光製のバイクもいじっているらしくて、『フッサ』のトロンも、自分で完全に書き換えた。って言ってましたから、大丈夫だと思いますよ。」
   「そいつの勤め先が、中立会社のIHALONって訳なんです。今回の件を正式に依頼できるとかと思うんですけど、どうでしょうか?」
レイ>正式な依頼はちょっと・・・。どこで誰が聞いているかわかりませんしね。とりあえず非公式にアポを取りたいですね。
部下>「あ、それもそうですね。今度飲みに行くときにでも都合を聞いておきます。」
レイ>その前にその「友人」の事をちょっと調べたいのですが?
GM>その友人について、一般的な「FEAR」の情報によれば、
   『名前:加村道子 性別:女性 年齢:26才 日本国籍のNOVA人、株式会社IHALON所属のトロンエンジニア 「B」ランク市民』とわかります。
レイ>まあ、あとは実際に会ってみればわかるでしょう。
   しかし・・・、『フッサ』のトロンを自分で完全に書き換えた、ですか・・・。自分で作ったわけではないにしろ、
   自社の製品に対してそんな事をされるとプライドが傷付きますね(苦笑)。それだけ優秀なんでしょうけど。
GM>で、なんだかんだで数日が過ぎ・・・、
   部下と「加村」さんの話合いで、その飲み会に部長も参加してもらうことになりました。
レイ>わかりました、同行します。
部下>「いやー、部長すいませんねぇ。」
GM>そう、笑いながらも、目はまじめに
部下>「一応、部長は私の知り合いで、バイクレースに興味を持っている友人って、事にしてあります。バイク仲間ですから、
   話題なんかはそっちの方面だけにしておけば、安全かと思います。」
   「それと、向こうも上司の方つれてくるそうですから、頃合いを見計らって、別の場所に移動するなり、ボックスを借りる事にしましょう。」
レイ>上司って、IHALONのですか?どんな人なんでしょう?
   まぁ、いざとなったら加村さんだけ連れ出すだけですが。
GM>と言うわけで、バイクチームの呑み会会場。アサクサの方面にある前時代居酒屋風の飲み屋で、ここ最近のオールドブームに乗ってか、
   結構若いグループが多く入っています。
   その店の一番奥の座敷に通され、総勢10人前後の宴会が始まりました。
   メンバーの紹介と共に、部下が貴方について、予定していたとおりの紹介をします。
   例の彼女は、ちょうど貴方の斜め向かいに座っており、メガネをかけた少し童顔の女性のようです。
レイ>(彼女に向かって)「どうもはじめまして。レイです。部下から話は聞いていますよ。なんでも、フッサのトロンにすごいチューンをしたとか。」
加村>「はじめましてぇ。加村でぇーす。はぁ、ぶかですか。ああ、ふっさのトロンですかぁ。らいだーが、たいきゅうれーすで使うっていうんで、
   それようにいじっただけですよぉ。(へらへら)酔」
レイ>・・・なんかずいぶん出来あがってますねぇ。
   どさくさにまぎれて、彼女のアドレスでも聞いておきますか・・・。
GM>そんなこんなで、お開きの時間(早!)数名のグループに別れ、別の店に行く者、カラオケに行く者、様々です。
   打ち合わせの通り店に残ると、貴方と部下、加村さんともう一人30代くらいに見える男性がいます。先ほどまでの呑み会にはいなかった人物です。
   たぶん彼が加村さんの上司かと思います。
レイ>部下に彼の事を聞いてみますが?
GM>部下に話を聞こうとしたその時、
天王寺>「初めまして。IHALONの天王寺です。代表取締役をやっています。今回彼女のトロン開発の腕が、貴社の発展に寄与できる。
   とのお話がありましたので、非公式ながら私も同席させてもらうことになりました。よろしくお願いします。」
レイ>「初めまして、レイです。こちらこそよろしくお願いします。お若いのに取締役ですか・・・。すごいですねぇ。」
天王寺>「ははは、2代目。世襲と言うやつです。小さな会社ですから。」
    「それはさておき、今回の件ですが、彼女、来月から1年間の長期休暇を社に申請していましてね。
   前々から連絡を受けていたので、受理する事には変わらないのですが、
   さすがに1年もの間、戦力としていなくなるのは社の大きな損失になるのです。
   それで、その休む理由というのが、『バイクレースへのメカニックとしての参戦』何ですよ。」
レイ>「バイクレースのメカニックですか?どこのチームに・・・?」(うちだったら嬉しいなあ)
加村>「チーム筋属って言いますぅ。今度、GP2のあまちゃぶもんに特別参加枠ででられることになったんですよぉ」
天王寺>(笑)「そんなわけで、彼女がいじったバイクが「フッサ」ですから、和光さんで使うにしても多少追加解析すれば問題ないかと思います。
   何でしたら、長期休暇に入るまでの1ヶ月出向させますが・・・。」
レイ>「チーム筋属・・・ですか?」(笑)
   「出向の件は、そうしていただけると助かります。」
GM>(名前、思いつかなかったもんで・・・)
天王寺>「それでは、彼女の予定を調整して2、3日中にそちらに連絡いたしますので。」
GM>そう言って、天王寺は席を立ち、出来上がった状態の加村を連れて店を出ていく。
   貴方も支払いを済ませ部下と店を出ようとすると、衝撃的なニュースが居酒屋のテレビ風モニターに映し出された・・・。
アナウンサー>「こちらの映像をご覧下さい・・・」
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「一台のマシンがコントロールを失って観客席に飛びこんできましたあ〜」
向かってくるマシンがだんだん大きくなる。
「ゼッケンナンバー2番所属はワークス和光、ライダーは・・・」
画面が激しく揺れて逆さまに観客席を写す、ファインダーの中で逃げ惑う観客の姿が映し出されるも画面はそれっきり動かない。
駆け寄ってくる救急隊員の姿を写してブラックアウト。
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レイ>ををっ!?・・・急いで会社と連絡を取ります!
GM>はい、それでは次のシーンです(フフフ)

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